食べる事は死ぬまで必須

梅雨入りしましたね。
晴れの日は、やる気がでる。
雨の日は気持ちが穏やかになる。そんな事ないですか?

今日は 語りたい気分…
よくお料理上手ね。お好きなのね。
って言われます。
食べる事は、死ぬまで付いてくる。
料理する事が苦じゃなくて、ホント良かったなと思います。
そんな風に育ててくれた母に
感謝です。

小さな頃
お人形さんのご飯!と言って
野菜の切りカスをもらって、
切れない包丁で切り刻んで遊んでいた記憶があります。

小学生
厳しくお手伝いを強要されてない
ラクチンな甘えたお子ちゃまでした。
夕飯の支度は気が向いたら
手伝う程度だったと思います。
覚えていない…
でも、 台所で傍に立って
見てるだけでも役に立つから。
と言う母の言葉は覚えています。

小学5年生
野外活動のカレー作り。
同級生が、皮むき器がないから
ジャガイモが剥けない!
と言ってる横で、何でだ?
宙に浮かして包丁で皮を剥く。
ぐらいはできてました。
時々は、お手伝いしてたのかな?

中学生
時々休みの日に台所を占領して、
クッキーやケーキを焼いた。
お菓子作り…女子っぽい…♡

夕飯の時に
何かおかずを作っていい?
母の隣で料理する事もありました。
思い出すのは、その時マイブーム?
だったんでしょうね。
毎日 毎日 親子丼を作り続けた。
毎日 親子丼を食べさせられた
家族は、飽きたでしょうねえ~ (笑)

傍で見てるだけでも役に立つから…
その言葉通り、
一緒に台所に立ってる間に
菜っ葉のゆで方から、料理の段取り、
味のつけ方 魚のさばき方…
時に見せられ、時に教えられ、
時に声を掛けられ。

いろんな作業を同時進行しながら
何品も献立が同時に出来上がるのを
傍で見て覚えたんだと思います。
ホント母には感謝です。

私のお料理ルーツはこんな感じ。

そんな私が、次に自分の子供を
どう育てたか? 興味深いですねえ。
実はみんな お料理上手なんですよ。凄いだろ♡

小さな頃は、お遊び感覚で一緒にクッキーを作ったりしました。
が、現代の母ですから、
忙しいわけです。
働いてたりもするわけで。

子供を戦力になるよう育てるには、
時間がかかる。
お手伝いしたがる時は
戦力にならない。
ええい!自分でした方が早い!
そのうち、子供の方も
お手伝いブーム消滅…
やらないのが当たり前。
口開けて待ってる 小鳥ちゃんの
出来上がり!

いけませんよねえ~(笑) 
でも忙しいんだもん!涙
皆さん激しく同意でしょ?
できるようになるわけが無い!
大笑い!

さあ、ここからどう挽回して
料理上手に変貌させたか!

結論から言うと…
まずは、親が料理する姿を見せる事
かもしれない…
背中を見せて育てる。

いやあ~痛い所刺しましたよね。
ごめんなさい。

私がやった事。
せっせとご飯を作る。
副菜がやたら多い。
バランス大事よ!無言の刷り込み。
子供達…お母さんこんなに食べれん
一口だけでもいいから、食べな!

ご飯の時テレビを見ない。
おしゃべりしながら食べる。
聞かれもしないのにこれ美味しくない?
語る! あそこのあれが
こんなにお買い得で
味付けこんな調味料入れた。
わからんじゃろ!ドヤ!
子供達…ふ~ん…
聞いて頂けただけで、
母は満足でござる。

時間に余裕のある時だけね。
魚のさばき方を練習させたい、
これは、教えときたいと思う時、
おばあちゃんのセリフ発動。

「傍で見てるだけでも良いから来て」
キッチンに呼ぶ。
子供達…見るだけちゃうんか!
包丁もたされとる!
しめしめ 包丁上手くなったん
ちゃう?

時に美味しいものを食べに行く。
美味しかったねえ。
帰ったら、真似してみる。
そこで一言。
真似して作ってみたよ。どお?
子供達…これ、どおやって作ったん?
ハイハイ 待ってました。
教えますよお。張り切る。

そんな風にまずは、
下地を作っておいてからの…

長男
一番やってきてない人。
家を巣立つ前に1か月集中講座。
仕事でどんなに遅くなっても、
一緒に夕飯作るよ。
教えたい事をとりあえず詰め込む。
じゃあ 行ってらっしゃい!

長女
巣立つ前に教えようにも
遊びに行って家におらん!(笑)
女子なんで、時々母と一緒に
お料理してきた。
そのスキルでなんとか頑張ってくれ。
とりあえず、スーパーでいろんな材料の底値だけは教えた。
あなたが買える肉は、
このぐらいの値段だぞ。
じゃあ 行ってらっしゃい!

次男
巣立つ前の三年間、
ちょうどこのお店を始めた母を
唯一 まじかに見て暮らした子供。
疲れて夕飯の支度に
なかなか取り掛かれない母を
見るに見かねて、さあやるよ!
って声をかけて夕飯作りを
手伝ってくれました。涙
3年間 ほぼ毎日
一緒にお料理したら、
何でも上手に作れるスペシャルな
料理男子になって巣立ちました。
じゃあ 行ってらっしゃい! 
…母 明日からどないしょ…

台所で傍に立って見てるだけでも
役に立つから…

これは、マジでホントの話でした。

独り暮らしを始めた子供達が
口をそろえて言う事が、
料理のできない人が多い。
大学生の料理できない系は、
納豆ともやしで暮らしている…
社会人は、外食しかしない…

そんな現状を聞くと、
子育てしている世代の方に一言

今はネットで調べれば作り方なんて
簡単に出てくる時代となりました。
が、包丁をあまり握った事のない
子供達には、基礎的なスキルがない。
一人暮らしを始めて、
さて作ろうとネットを見ても、
実は作れないんです。

大学生なら少ない仕送りで
上手にお料理できないと、
レパートリーも無い。お金も無い。
だから納豆ともやしに頼る生活。
社会人なら、
料理する事に慣れてないと、
疲れた体に、時間がかかりすぎて
料理なんてできない。

子育てしながら働く事が
どんなに大変か!
よーくわかります。ホント大変。

でも、子供達が大学生になります。
社会人になります。
家を離れて一人暮らしします。
という事が見えてきた時点で
十分間に合いますから。
一緒にお料理して、
本人が困らないように、
お料理する事を教えてあげてほしい と思います。

ご飯は、死ぬ時まで作って
食べなきゃいけない。

でも、自分で作れなくても
買ってくれば良い。
外食すればいい…

と、思うでしょ?
年齢重ねた時にわかります。
健康な年寄りには なれないって事に…

お料理できないと、
結局は自分が困るんですねえ。
世の中 厳し~い (苦笑)

おばあちゃんからの魔法の言葉
「台所で傍で見てるだけでも
役に立つからね」

ママさん達へ
お子さんと、無理のない範囲で
時々一緒にキッチンに立って
お料理教えてあげてみて。